(1)2014/9/29 初診

※8種類の抗ガン剤を交互に投与しています。8種類をA・B・C・D・E・F・G・Hというアルファベットに置き換えて表現しています。
※抗がん剤投与前に必ず血液検査をしています。その数値によって抗がん剤を打つかどうかの判断や種類を選択しています。
※薬は病院で頂いたものを記載。自宅で与えているサプリメントなどは分かりやすく赤字で記載しています。

◆通院日9/29◆
(初診)下記症状が3週間前から気になり腫瘍専門医がいる病院を受診。細胞診で「悪性リンパ腫」と診断される。しこりは下顎のみと思っていたが、肩にもあると指摘。細胞診では肩の方に反応が強く出ていたようだ。この病気は無治療で余命2~3週間と進行が早い為、すぐにでも治療を開始した方が良いとのこと。待ち時間中、喘鳴・激しい嘔吐・チアノーゼ症状が現れる。本来なら2日間の入院だが、預かっている間に死ぬ可能性が高い(それぐらい状態が悪化していた)ので通院をすすめるとのこと。血液検査の結果が良い為、初回から点滴と抗がん剤投与をする。投与後の副作用としては食欲増進・多飲・多尿があるとのこと。

<主な症状>
・下顎リンパ節腫大(首に大きなしこりが3つ程)
・息切れしやすい
・鼻水
・目の充血及び瞬膜肥大
・嘔吐【当日のみ】
・喘鳴【当日のみ】
・チアノーゼ【当日のみ】

<癌の種類>
多中心型リンパ腫

<ステージ>
3~5

<抗がん剤投与前の血液検査結果※高値のみ記載>
・MONO(単球数) 《正常値》0.16-1.12 《バフ》2.23k/uL
・BASO(好塩基球数)《正常値》0.00-0.10 《バフ》0.11K/uL
・ALKP(アルカリフォスファターゼ)《正常値》23-212 《バフ》289U/L

<抗がん剤>
A

<初回の抗がん剤投与後>
・喘鳴、チアノーゼが1日中治まらず夜中まで激しい嘔吐。
・胸に水が溜まるのか胸部分が垂れたぷたぷとしている。
・お腹が太鼓を打つような激しい腹式呼吸。→酸素テントを緊急レンタルした。
・目を見開き横たわった状態
・食欲、排泄なし。

<抗がん剤投与後 翌日>
翌朝9/30にすっかり元気になる。今なら言えるが正直9/29に亡くなってしまうのではないかと思っていた程だから奇跡の回復である。食欲・排泄(尿1日3回、黒便1回)あり。下顎にあったピンポン玉大のしこりがびっくりするくらい小さくなっていた。9/30、10/1と通院して下さいと言われていたが1日様子を見て10/1病院に連れて行く。

<考察>
病院に行くまでにかかる時間(車で片道50分)病院での待ち時間(約3時間)が長時間だった為か、急激に状態が悪化。遠方にまで病院に連れて行かれる方はこういったケースがあるという事も覚えて頂ければ。。。翌朝には無事に回復しましたが、悪化している状態を目前で見て連れていってよかったのか、はたまたそのままにしておけば良かったのかをかなり悩みました。結果的には良かったのですが、他の飼い主のワンちゃんがうちの子と同じように体力が持ってくれるかと言えばそうとはいえない気がしました。特に幼犬・老犬・太ったワンちゃんは耐えきれないかもしれません。バフの場合も、太っていたらアウトだったと言われました。

<補足>
・他院で4日前、心臓肥大と診断されジゴキシンという心臓薬を投与している
・フィラリア薬の投与日が翌日

上記2点が気になっていたので先生に相談。心臓薬は投与を中止。フィラリア薬も一時中止→首から滴下するタイプのものがあるので次回来院時にそれを使用するとのこと。心臓肥大については追ってきちんと検査をさせて下さいとのこと(他院での診断がレントゲンのみだった為)

8 thoughts on “(1)2014/9/29 初診

  1. 中原真弓

    初めまして。

    リンパ腫 4歳で検索したらこちらがヒットしたので、読ませて頂きました。我が家の犬もリンパ腫と診断されました。こんなに若いのに信じられないという現実をとても受け入れ難かったです。
    覚悟は出来てるとは言葉では言ってもなかなか現実を受け入れるのが辛くてが本音ですが、残りの時間を楽しく過ごせたらと思ってます。
    来週二回目の抗がん剤です、ご経験されたこと色々と参考にさせて頂きます。

    返信
    1. buff 投稿作成者

      >中原様

      はじめまして。
      コメントをいただきありがとうございます。
      検索でこちらにお越し下さったのですね。
      中原様のワンちゃんもリンパ腫と診断されたとのこと。
      現実を受け入れがたい気持ち、信じられない気持ち
      分かります。

      来週2回目の抗がん剤なんですね。
      抗がん剤は効いてくると、びっくりするくらい元気な姿を見せてくれます。
      その時は、お散歩や色々遊んであげたり楽しい時間をお過ごし下さいね。

      しんどくなった時、なんだかな~と思うとき、いつでも
      ホムペに訪れてみて下さい。
      陰ながら、応援していますよ~。

      返信
  2. 中原真弓

    Buff様
    ありがとうございます❗
    一喜一憂の日々ですが、辛いのはワンコなので楽しく過ごさせてあげたいと思います!

    返信
    1. buff 投稿作成者

      >中原様

      コメントをご覧いただきありがとうございます。
      そうですね、辛いのはワンコですね。
      それを忘れさせてくれるのは、きっと中原様と楽しく触れあっている時間かもしれないですね。

      返信
  3. 松浦洋貴

    はじめまして。
    一昨日、愛犬の翼(ミニチュアダックス ♂13歳)が
    腸管型のリンパ腫と診断されました。
    現在、かかりつけ医で投薬しながら、
    14日に専門病院で検査・・・可能であれば摘出手術となるかもしれない状況です。

    診断を告げられた時には眩暈がして、、
    その後も生きた心地がせず、涙が止まりませんが、
    涙を流しながらでも、この子の為に何かしてあげられることはないのか。
    もっと良い治療法はないのかなど調べている時に辿り着きました。

    全く未知の状態でしたので、
    バフちゃんの闘病の記録、
    飼い主さんの気持ち・揺らぎ、
    金銭的な負担に至るまで大変参考になり、
    感謝の気持ちを伝えたくコメントさせていただきました。

    うちの子はこれからが闘いですが、、書かれていた
    「抗がん剤治療って何だろうかと考えてしまう。
    抗がん剤治療によって、本来の寿命を伸ばすことも出来るが 
    同時に体力を奪うのも事実。延命治療は飼い主の願いであって、
    バフの本当の願いはどうなんだろう。
    本来の寿命を全うすることがいいのか、
    無理をしてでも1日でも長くこの世にとどめることがいいのか正直分からなくなることがある。」
    この葛藤は現時点でも考えてしまいますが、
    最後にかかれていた後悔していないとのお言葉を胸に
    愛犬と共に病魔と闘っていきたいと思います。
    ありがとうございました。

    返信
    1. buff 投稿作成者

      >松浦様
      コメントありがとうございます。
      せっかくいただいたメッセージ。すぐに気づかず、返信おそくなり失礼いたしました。

      9日に愛犬の翼くんが、腸管型のリンパ腫と診断されたのですね。
      14日には専門病院で検査とのこと。短期間で、色々なことがあり
      心身共に休まらない状況だと、お察しいたします。
      その中で、当ホームページをご覧いただき少しでもお役に立てたようでホッといたしました。
      ご丁寧にありがとうございます。

      闘いは、常に葛藤があるものだと思っています。どんなに強く見える人でも、本当はずっと葛藤の中で闘い続けているのかと。「抗がん剤治療を後悔していない」という気持ちは、今も変わりませんし きっとずっとその想いは変わらないと思います。それだけは間違いなく自信をもって言えます。松浦様も、葛藤はあるかと思います。「後悔しない闘い」翼くんと乗り越えてください。お辛くなったときは、遠慮なく当ホームページにお越しいただいたり、気軽にコメントを入れてください。遠くから応援しております。暑い日が続いておりますが、ご体調にはお気をつけてお過ごしください。

      返信
  4. ゴマちゃんのおねえちゃん

    はじめまして!
    我が家のゴマちゃん(アメリカンコッカースパニエル 6歳)も先月リンパ腫発覚し抗がん剤を始めたばかりです。
    その為色々検索して勉強しておりましたところ、バフちゃんのこのサイトを見つけました。
    同じコッカーで色も同じで、うちの方が年はいってますが若年なのでとても親近感があります。
    うちの場合は全く症状はなくシコリを見つけて抗がん剤を始めたので副作用の骨髄抑制によって余計に具合を悪くしたように感じたり、本当にこれで良いのか自問自答の毎日ですが、こちらのサイトを拝見して同じように頑張ってこられたバフちゃんと飼い主様がおられるのだと、少しでも元気で長生きしてほしいと、励まされました。
    私も1年とは言わず、5年は生きてほしい〜なんて思っています。
    そんな事は不可能なのかもしれませんが、やってあげられる事はがんばってして、後悔のないようゴマちゃんの今生きてる幸せを噛みしめていこうと思いました。
    ありがとうございました!

    返信
    1. buff 投稿作成者

      ゴマちゃんのおねえちゃんさん♪

      はじめまして!管理人のhiromiと申します。この度はコメントありがとうございます。
      返信おそくなり、失礼いたしました。

      同じコッカーで、色も同じ!なんですね。なんだか私も親近感が。
      症状はなく、シコリを発見してとのこと。常日頃、ゴマちゃんを可愛がっておられるから早く気づけたのではないかなあと思います。
      抗がん剤は副作用がどうしても気になる時が出てきますね。ただ、2~3か月を過ぎたあたりからでしょうか。
      バフの場合は、癌になる以前の健康的な状態にまで落ち着いたので(散歩で走ったり!!)、その時に抗がん剤治療をして良かったと
      心の底から思いました。多分していなければ、進行していたこともあり1週間の命だったと思います。

      通っていた病院で癌がなくなってしまった子もいたようで、5年と言わずそれ以上に生き続けてくれるかもしれませんよ~!!

      ↓こちらに、その時の記事があります。
      http://buff.in.net/?page_id=193

      今までと変わらず 散歩でいろんなところに連れていってあげて、おいしいもの食べさせて 後悔のないようゴマちゃんと
      一緒にいてあげてください☆

      抗がん剤治療は、ワンちゃんも大変ですが 飼い主も頻繁な通院やお世話などで結構大変だったりします。
      寒い時期ですから、ゴマちゃんのおねえちゃんさんも どうかゴマちゃん同様にお身体ご自愛ください。

      お辛くなった時など何かございましたら、いつでも気軽にコメント下さいね。応援しております~!!

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください